保育と子どもと私

保育・子どもに関する情報、健康についてを体験と共に書いています。部分的にでもお役に立てると嬉しいです!

手をつなぐのを嫌がる子どもと手をつないで歩くには?(2-3歳)

保育士をしながら、子どもたちは大人のことをよく見ているなーと感じることが毎日のようにあります。子どもたちって本当に賢いです。別に計算したりしているわけではないのですが、本能的に自然に習得することが多いのでしょうね。今回は、手をつないで歩くことについて書いていこうと思います。

 

 〈目次〉

 

 1.保育園では手をつないでいるのに・・・

お母さんたちのこんな悩みをよく聞きます。

 

「保育園ではきちんと手をつなげるのに、私(母)といるときには、手をつながないで走って行って道路に飛び出しそうになって心臓が止まるかと思いました!!」

そういう子どもも、確かに保育園では手をつないでいます。

それは、手をつながないとお散歩に行けないからなんです。

手をつないでくれない子どもも最初からつないでいたわけではない。最初は保育

士が手をつなごうとしても、振り払おうとしたり、足を折って座り込んだり、時

には泣き叫んでみたり。。。そんな中でも、保育士は安全を第一に思って子ども

たちを保育しているので、子どもたちが泣いても叫んでも、手を離すわけにはい

かないんです。だから、子どもたちにもその心が伝わるのでしょう(o^―^o)

 

2.保育園でのお散歩の日常

☆場面はこんな感じです☆

・子ども(手を離して走っていこうとする)

・保育士「手を離したらいけないよ。危ないからね」

・子ども「いやー!」

・保育士「嫌でも、つながないといけないよ(優しく話す)」

・子ども(手を振り払おうとする)

・保育士「違うよ!手を離したらお散歩に行けないんだよ」

・子ども(しぶしぶ手をつないで歩き始める)→途中からまた手を離そうとする

・保育士「手を離すことは違うよ!離すんだったらお散歩いけないからね」

・子ども(ジダンダをふむ)

・保育士「お散歩のときには手を離したらいけないんだよ。それはお約束!」

 

こんな感じで、子どもたちとやり取りします。この中で大事なのは一貫性。

子どもたちって、大人が、自分の言った一言でどんな風に動いてくれるのかっ

てすごくよく見ています。

「じだんだを踏んだら、いうことを聞いてくれた。」

「泣き叫んだら、これ買ってくれた」。。。

 

みたいに、いいことも悪いことも全て学んでいっています。

だから、保育者(保育、子育てする人すべて)に大事なことは、

「いけないことはいけないという、絶対的な一貫性」だと思っています。

 

子どもは、「この人にこれ以上言ってもだめだ」と思うと、切り替える賢さを持

ています。

 

3.子どもたちに伝えるうえで重要なこと

子どもたちに伝えたいことは

『一貫性をもって』

『繰り返し』

伝えていくこと。これがとても大事だと感じています。

 

泣き叫ぶ子どもに対して、大人が感情を掻き立てられることももちろんあるとお

もいます。特に、毎日頑張っているお母さんならなおさらだと思います。

「この時間までにこれをしないと。。。」という、忙しい毎日の中で、時間に余

裕がないこともあると思います。

「普段遊んであげられていないから、お休みの日くらいは自由にさせてあげた

い」

という気持ちも絶対あると思います。

でも、忙しい毎日にきちんとできるかどうかは休日の余裕のある時に、

「手をつないで歩こうね」

というこの一つを実践できるかで変わってくると思います。

繰り返し繰り返し、子どもたちと手をつないで歩く練習をしていくと、子どもた

ちは、大好きなお母さんと、手をつないで歩くことが大好きになると思います。

時には、「よーいどん!」とか言って一緒に走るのも楽しいかもしれないです

ね!