おもちゃの片付け。子供が遊んでいても片付けを始める魔法の方法
おもちゃで夢中で遊んでいる子どもたちにお片付けを伝えるのは難しいですよね。
今回は、お片付けを嫌がる子どもも一緒に遊びながらお片付けする方法をお伝えします。
〈目次〉
お片付けの時間になっても片づけるのは大人ばかり?!
「♪おかたづけ~お片付け~♪
さあさ みんなで お片付け~♪」
保育園で定番のお歌です☆
でも、この時に片づけてるのは、大抵大人ばかり・・・(笑)
ここで、子どもたちに「お片付けしようよ~」と保育士が言ったとします。でも、正
直、誰も動きません。
乳児は特に、お片付けが何かもわからないということもあるのですが、自分の今遊んで
いる遊びを止めてまでやらないといけない意味も分からないんだなと感じました。
「シューポイお片付け」
そこで考えました。
「お片付け」という概念を変えてしまおうと(^▽^)/
特に、お片付けがまだ何のことやらわからない1歳の子どもたちには、楽しみながら、
遊びながらできるものなら習慣になっても続けやすいはず。
私が実践したのは、「シューポイ(ショベルカーごっこ)お片付け」です。
子どもたちの、お洋服の前の部分をくるっとめくりあげてそこにおもちゃを入れていき
ます。(この図ではエプロンですが、こんな感じで服の裾を子どもたちに持たせて、こ
の中におもちゃを入れていきます)
“自分の服の裾を持つ”ということがまだできない子どもも多いです。そんな時は、持た
せることに必死にならずに、保育者が後ろから一緒に裾とおもちゃを支えてあげながら
子どもと体を密着させた状態で、そっと前に前に押し出して歩かせてあげながら、おも
ちゃ箱の前まで誘導します。
その時も、「おもちゃのおうちはどこかな~?あっちかな~?」「あっ!あそこだ!み
~つけた!」とか言いながら、おなかのポケットにおもちゃを入れた状態の子どもと一
緒に歩き回ります。
おもちゃ箱の前に到着したら、保育者が、「じゃあいくよ!シュ~ッポイ!」とか言い
ながら、子どもたちのおなかのポケットに入ったおもちゃを、おもちゃ箱の中に流れ込
ませます。たとえるなら、ショベルカーが土をくんだものをザザザーと流し落とすよう
な感じです。これを一回やってあげると、子どもたちは面白くて、もう一回!と自分の
洋服の裾を自分から持って“もう一回入れて”とアピールしてくるはずです。
そうなったら、子どもたちのリクエストにこたえながら、そこらへんに散らかっている
おもちゃをどんどん入れて運んであげましょう。
おかたづけで大事なことは?
保育者がただ子どもたちのおなかの中におもちゃを入れていっているだけで、
“これでお片付けになるのかしら?”?と思うかもしれません。でも、お片付けで大事な
のは、
・楽しく、遊びながらやっていたらいつの間にか部屋が片付いていた。そして褒められる((笑))
・散らかっていた部屋が片付いた心地よさを感じる。そしてついでに褒められる(笑)
ことだと
思っています。こうやって、お片付けして、お部屋がピカピカになったら、子どもたち
をい~っぱいほめてあげてください。
「うわ~!!!お部屋がピカピカになってる~すご~い!きもちいいね!」
「○○ちゃん(くん)がシューッポイでお片付けしてくれたからだね!きれいになった
ね!」
と、こんな感じです。これを続けていくことで、私の保育園の子どもたち(1-2歳
児)は、♪お片付け~お片付け~という歌が聞こえてきたら、自分で洋服の裾を広げて
保育者のところに近づいてきてくれるようになりました。
こんな感じで、遊びながら、ちょっとめんどくさいお片付けを子どもと一緒にやってみ
てくださいね☆