タニタバイブタイマー☆保育士のSIDS防止対策に。
保育士は、子どもたちの眠るお昼寝の時間、SIDSが起こらないように、もし起こってしまったらすぐに蘇生法を始められるように、5分ごとに午睡チェックを行います。
今回は、SIDSについてと、それを防止するタニタのバイブタイマーをご紹介します。
乳幼児突然死症候群
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、「Sudden Infant Death Syndrome」の略で、生後2か月から6か月の赤ちゃんが今まで問題なく育ってきたのに、ある日寝ている間に亡くなってしまう事故のことをいいます。寒い時期が特に多いそうです。
SIDSを防ぐ方法
(1)うつ伏せに寝かせない
(2)タバコを吸わない
(3)できるだけ母乳で育てる
という3つが重要だと言われています。
(1)仰向けに寝かせる
・うつぶせに寝かせたときのほうがSIDSの発症率が高いことから(あおむけ寝でも発生しているが)仰向けに寝かせることが推奨されています。
(2)なるべく母乳で育てる
母乳で育てられている赤ちゃんのほうがSIDSの発症率が低いことが分かっています。なるべく母乳で育てましょう。
(3)タバコを吸わない
たばこはSIDS発生の大きな危険因子と言われています。お母さんが吸うことはもちろん、周りの人の副流煙を吸ってしまう機会が増えるとその分、害も大きくなるので、家族や周りの人にも協力してもらい、赤ちゃんの命を守りましょう。
また、上記以外にも、冬の時期の分厚い布団が鼻と口をふさいでしまって呼吸が止まってしまう可能性を考えて、布団がかかりすぎていないかをチェックすること、
お昼寝に寝入るまで、お人形やぬいぐるみがないと眠れないという子どもが寝入ったら、すぐに人形やぬいぐるみを子どもから離すことも、SIDSを防ぐ大事な要素です。だから、午睡チェックが絶対的に必要なんです。
しかしながら保育士は、お昼寝の時間にお帳面をかいたり、準備をしたり・・・とやるべきことと同時並行で子どもたちの午睡を見守るので、きちんと5分を予測していても気づいたら6分とか7分とか経ってしまっていたということもあります。
スマホのアプリ
そこで、私はまずはスマホのアプリで5分に1回「ブ~ン」と振動で教えてくれるものを使ってみました。これはまずまず便利で使えたのですが、スマホを保育室に持ち込むということは、上の先生からしたら“勤務中にスマホを見るのは・・・”という意見や“スマホを子どもが触ってしまうかもしれない可能性があるから・・・”という理由で、だめになってしまいました。
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そこで、タイマーを購入してもらうことになりました。それがこれ!
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これのいいところは
・バイブか音か選べる
・止めるまでブルブルしているので(ある程度の時間が過ぎると止まりますが。。。)、気づいて通り過ぎることがない(仕組みとしては、合わせた時間が来たら、バイブが振動し、スタート/ストップという同じボタンを二回押す)
・設定した時間で知らせてくれる
・エプロンなどに簡易に取り付けられるクリップが付いている
これを使うようになって、絶対的に5分で子どもたちの呼吸を確認できるようになりました。気づいたら時間が過ぎていた・・・ということも無くなりました。
このタイマーがもっと保育者の中で広まったらいいのに・・・と願っています。