保育と子どもと私

保育・子どもに関する情報、健康についてを体験と共に書いています。部分的にでもお役に立てると嬉しいです!

子供道路飛び出し防止!命を守るため横断歩道を渡る習慣を

最近、元警察官だった方から、安全指導を受けました。
その時に、最近起こった事故について話してくださり、指導と共に教えてもらったことの中でとても納得できることがあったので、記事にしてみようと思います。

この中の記事を読んでくださり、子どもが一人でも交通事故にあわずにすむような生活ができることを願います。

 

 

 

 

事故で亡くなった小さな命

 

その事故は、帰省するために帰省先に帰る途中の家族の乗る車と、お出かけするためのお菓子を、いつもお母さんとよく行っていたスーパーに買いに行く途中の小学校低学年くらいの子が接触する事故だったと聞きました。

 

 

なぜその事故は起こったのか


この事故は、交差点ではない道路で起きた事故だそうです。

元警察官の方はこのように話されていました。

「家族を乗せた車を運転していたお父さんは、後ろに座る家族に気を取られて(家族の楽しい対話に耳を傾けたりしながら)運転に集中できていなかった。
そして飛び出してきた子どもに気が付いてブレーキを踏むのが遅くなった」

 

「そして、接触して亡くなってしまった子どもはいつもやっている通り、信号のない道路を渡ろうとした。その道路の数十m先には信号のある交差点があった。でも、その子のお母さんは信号のある交差点まで行くと少し遠回りになることから、その子と買い物に出る際には信号機のある交差点まで行かずに、家のすぐそばの信号のない道路を渡って行くのが日常だった。そしてこの事故が起きた。」と。

 

この話を聞いて、私も思い当たる節があったので怖くなりました。少し歩けば、信号のある交差点がある。
「でもそんなに車通りが多いわけではないし・・・」
「信号機まで行っていたら時間が少しかかってしまうし・・・」
こんな気持ちが私の保育士をしている時間の中にもあったからです。でもこの話を聞いてきちんと信号機まで歩いていくことの大切さを知ることになりました。

もちろん、戸外遊びの際に道路を渡る時には
「右見て左見て~」
「手を上げて渡りましょう~」
ということはやってきました。でも、注意力が大人ほどない子どもたちからしたら、1人で道路を渡るタイミングが本当に正しい判断ができるとは限りません。

 

毎日の習慣の大切さ

 

だからこそ、習慣が大事なんだと改めて感じています。

 

・電車の運転手さん、車掌さんがなぜ毎日同じ動作をオーバーリアクションでくり返されるのか?

・消防士さんが毎日消防訓練をするのはなぜか?

・私たち保育士が毎月避難訓練を実施するのはなぜ?

この3つに共通するのは、「習慣付け・体質付け」です。

 

私も、習慣・体質作りが大切だと頭では分かっていたものの、その大切さがきちんと分かっていなかったときには、

 

「毎月の避難訓練、似たようなことをくり返すだけなのに、本当に毎月する必要性があるのだろうか・・・」と考えてしまったことがあります。

 

でも実際、避難訓練を実地した時には、必ずと言っていいほど思うとおりには動けないんです。

避難訓練なのにです!

本番は、もっと状況が切迫していてあせってしまって訓練のことも思い出せないくらいではないでしょうか。

 

だから、訓練が必要なんだということを理解しました。運転士さんも、消防士さんも同じではないでしょうか。とっさのときになったら、練習したことの半分くらいしか力が出せないから、毎日の体質にしてしまう必要があったのです。

 

子どもたちへの習慣付け

 

 

子どもたちには毎日毎日の積み重ねが学びになっていきます。子どもたちからしたら、学んでるなんて思ってもいないうちに、毎日毎日やっていることが当たり前になって、身について、習慣付いて体質になります。

 

だからこそ、

*道路を渡るときには、信号が青になってから渡る。そのために、

「赤は止まる」と「青は注意して渡る」ということを何度もくり返し早い段階で伝えていったらいいと思います。

*右みて左みて~という確認を一緒にしながら渡る。3歳くらいからは「今渡ってもいい?どう?」と子どもに確認をさせて、一緒に渡る習慣がつけられたらいいと思います。

この練習をすると、最初子どもはお母さんと一緒にいるので安心して、あまり周りを見ずに「渡っていい!」と答えると思います。でも「本当にいいの?自転車来ているよ!」といいながら、そのつど危険を知らせることができます

*子どもが道路を挟んだ状態で、お母さんと離れないようにする(道路の向こう側にお母さんが見えると子どもは周りが見えなくなって飛び出します)

 

一人でいるときも事故にあわないようにするためには、大人と一緒にいるときにしっかり習慣付けてあげることが重要です。

私も、毎日やっていたことの大切さを再確認しましたので、これからも保育に取り入れながら安全に過ごせるように習慣付けていきます。

ありがとうございました。